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法律にそんなルールがあったんだ!意外に面白くて納得の相隣関係のルール

隣の家に行くまで車で30分も1時間もかかるケースもあると言われる広大な国アメリカなどと違い、日本では狭い住宅地に民家がひしめき合って建ち並んでいますね。
そんな状態の中で、昔から少なからず隣家や近隣とのトラブルというのが生じていました。


法律


そのルールを明示しているのが、民法の相隣関係の規定です。
たとえば、隣地の所有者が植木の手入れをせず、植木の一部が敷地内に入って倒れ掛かってきて、枯葉や枝などが落ちて庭が汚れて困っているなんて話があったらどうなるでしょうか?この点、民法によると、敷地の境界を越えて伸びてきた木の枝を隣地の住人が勝手に切ることは認められないと規定されています。
その代わりとして、隣地の所有者に入り込んでいる枝を切除するよう求めることができると規定しています。
なお、これが根っこだったらどうでしょうか?植物は生命力が旺盛なので、隣地の境界線など関係なく生い茂ってくる場合があります。
この場合、民法によれば根は勝手に切って構わないと規定しています。
根を切るほうが植物に影響がありそうですが、民法の規定に沿えばこう解決されます。
では、もう1つはちょっと深刻な話です。
公道に通じていない袋地の所有者が、それを取り囲む土地を長年通行していたところ、ある時、土地の所有者が変わり、塀を隔てて通り抜けできなくしてしまいました。
これでは大変ですね。
この点、民法には袋地の所有者は土地にとって最も損害の少ない場所と方法を選んで、囲んでいる土地を通行することができると定められています。
これを囲繞地通行権といい、所有者が変わってもその負担を引き継ぐことになります。
ですから通行させるよう頼んでも応じない場合は、民事調停や裁判を起こせば勝てます。
もっとも、通行に当たり償金を支払うことも定められているので、これまでは付き合いなどから無償で通行させてもらっていたとしても、一定の利用料を求められることがあります。
なお、土地の分割によって生じた袋地の場合は、土地の所有者が変わっても、もう一方の土地の所有者に無償で通行権を主張できます。

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